« 【野菜のお買い物】 | トップページ | 【五回目の夜勤】 »

【かいご学会in西宮2012】

にほんブログ村 病気ブログ クローン病へ
にほんブログ村

平成24年3月4日(日)シャバ@01831

<エレン>
◆鼻注3(1/350ml)
◆滴下速度(1/125ml/h)
◆経口2(1/400ml)
◆体重52.10kg

120305_2012in

滴加速度を125ml/hにしたんでずいぶん朝ギリギリまで懸かってしまった。

おまけにホッペにチューブの痕がくっきりと。

駅に着いたらタッチの差で出てしまったんで、最寄り駅からは早歩きで。

坂道が続くんでたいへんなのよ。

会場は関学G号館。

受験以来だわなー、当然落ちたんで母校ではない(笑)

けど大学ののんびりというか穏やかな雰囲気ってええなーって思う。

G号館まで案内のスタッフさんが立っててお疲れさまです、さぶい中。

参加者は500人くらい?

圧倒的に女性が多いです。

明らかにある年代以上の(あくまである年代)。

第1部は『介護「しかられて かしこくなる」』

3名の家族さん(要介護5の認知症のお母さんを見送られた栗栖典子さん、脳出血後遺症のご主人を介護されてる板垣明美さん、認知症の家族さんを介護されてる戸牧一枝さん)からの施設への不平不満(といってもごく当たり前の要望)にご存知、三好春樹さん、鳥海房枝さん、デイサービス祥の郷を辞めて現在無職の哲学介護士細川鉄平さん、広島のデイサービス玄玄をされてる藤渕安生さんのそれぞれのケア観では一家言ある(というとちょっと違うけど)方々が答えていくプログラム。

話はいろんな方面に飛んでいくんだけど印象に残った言葉を私なりに再構築すると(だからかならずしもドンピシャの言葉ではないです)

誰が言ったかは想像で(笑)

・医療は世界標準に決まっているが介護は決まっていない
・関心のなさは荒いケアにつながる
・たいへんな人を作り出すのは本人もあるけど周りの関わり方も大きい
・医療看護では人体>運命
・専門性も常識もない介護職員が増えている
・待遇が不満なら、弱い立場の年寄りを虐待して晴らすのではなく、もっとエライ奴らとケンカしろ!
・年寄りからすると介護職員は権力者
・介護現場って学校みたい
・介護は文化である
・オムツ台車ってなんなん?
・こちらが見ているように、利用者もこちらを見ている
・麻痺していく感覚がデリカシーのなさになっていく
・エアマットは身体拘束
・本人が嫌がったときの選択肢をたくさん持っているのが本来の介護
・本人の代弁をしない家族もいる
・なんで食事を全量食べさそうとするのか
・食べたくないから食べない。この当たり前のことがわからない
・栄養ではなくうまいものを食べてもらおう
・嫌がるなら真夜中のオムツ交換止めれば? 起こさず眠ってもらおうよ
・どんなに気を付けてても事故は起きるもの。ごまかしなしで説明
・カロリー神話。いくら食べたかなんて余計なお世話。何cc摂取したとかも家でもやってみては
・熱心さと率直さから家族との信頼関係が生まれる
・薬は極力減らしましょう
・本当のプロは家族にどうすればいいか訊けるもの
・介護職員と家族はその人が旅立つまでの戦友(高口さん的には共犯者)
・いちばん身近で接していた介護職員こそ最終判断ができるもの


第2部は『医療「あれこれ知って かしこくなる」』
家族から西村早苗さん、有岡陽子さん、長岡和宏さん(長尾クリニック院長)、松本一生さん(松本診療所ものわすれクリニック院長)、東田勉さん(介護ライター)。

アリセプトの薬害はよく知られるところ。
40%が症状だけで認知症と診断されてるってのはちょっとびっくり。

以下、印象に残った言葉たち

・マスコミで盛んに治る認知症と宣伝されてる 『特発性正常圧水頭症』は偽認知症。認知症そのものではない
・薬の用量を細かく決められるなど厚労省の縛りが強すぎる
・精神症状が本人と周りを振り回す状態では薬が必要。
・周りの関わりが大事
・薬を止めたら落ち着いた
・一度でも興奮状態になったならアリセプトは止めた方がいい。
・安易に薬に頼りすぎ
・認知症専門医は臨床医、研究医含め全国で600~700人ほど
・認知症は脳の病気と必ずしも言えないが病気と言われた方が家族が安心する
・薬との付き合い方は周りにいる人間が細かく看ていくことで加減していくのがいい。そのためにも施設在宅問わず記録をとることが大事
・すぐ『認知症です』というドクターはダメドクター
・ドクターはその症状を引き起こしている原因疾患をはっきり見極めないといけない
・ドクターは誰が服薬させるかや、家族の生活パターンなどを把握して、きちんと服薬できる環境まで気が廻らないといけない
・向精神薬の重ね使いが認められてるのは日本だけ
・寝ない人は寝なくていいと割り切ることも大切。0時くらいまでには寝ることが多い。眠くなるまで寝かせない。寝なければ温かいものでも飲ませて何か食わせる。くたびれりゃ寝る。昼の活動性を考える
・問題行動が起きてきたときは基本の、便秘、脱水、発熱を考える
・枯れるがごとく逝けばいい

などなどここで紹介しきれないほどの言葉がありました。

ズバコンの言葉もあるし、私の解釈でニュアンスが変わってるのもあるのでよろしくです。

さて第3部では『ご近所「まじくって かしこくなる」』ってテーマ。
吉田一平さん(愛知県長久手市長)のお話。
聞き手はさっきの長尾和宏医師と主催者の丸尾多重子さん。

吉田一平さんは元ゴジカラ村代表で、地域を引っくるめた福祉村を設営運営されてた方。

恥ずかしながらぜんぜん知らなかったです。
ゴジカラ村での取り込みと今後は長久手市の市長としてどうしていくかのお話。

とにかく身近に関わる人をどんだけ増やしていくかが焦点と。

市長としての立場でどうされていくのか注目です。

以下は質疑応答に入ってからの言葉。

丸尾さんの過激な言葉がいちばん多いかも。

・楽しいだけの関係では人は介護が必要になったときなど寄ってこない
・介護保険ができてピンキリのケアマネにお任せという家族が圧倒的に増えた。どうして残された限られた本人と家族の時間をどう過ごそうか考えないのか
・人一人の命が大事なのに介護保険でおかしくなった
・高齢者は『役目を終えた邪魔な人』という社会意識が形成されてしまった
・施設も『そこで暮らしている』のか『収容されている』のかどっちやねん
・人にはいくつになっても『役割と居場所』が必要
・ゴジカラ村で職員に徹底してきたことは『笑顔で挨拶』『言葉使いは丁寧に』『目を見て話を聴く』
・これからの介護もやはり家族が大切。施設に行って本人と職員とコミュニケーションをとる


などなど。

ゴジカラ村での取り組みで、家族と一緒にショートスティを体験する『家族部屋』を作ってここにら泊まりにきたいと思ってもらえるようにしたとのこと。

地域の中で生きてることに対して、『してもらうだけでなく、自分ができることをやる』ことが大事や、『煩わしくて手間が懸かることが実は大切なこと』は示唆に飛んでいる。

その後は沖縄宮古島出身で、介護職5年の経験もある、歌手の砂川恵理歌さんの『一粒の種』で。

透明感のあるいい歌声が響いて終了です。

今回は家族さんの参加が多くて施設職員への耳の痛い話も多かったけど、そんだけ家族との距離はまだまだ離れてるんだなーと思った。

私もデイにいるときは家族との接点あったけど、今は面会にしょっちゅうくる家族はともかく、全然来ない家族とはほとんど接点ないし、家族も来て帰るだけの家族多いし。

気を使ってんのか挨拶もなかったりね。

こちらが忙しすぎるのもあるけど。

たしかにうるさい家族は多いし、おかしな家族も多いから、そういう家族への対応がも十全にできるように職員増やしとかないと。

日勤帯に職員2人では1人が家族の相手してたら手が回らなくなるし。

かといって主任が把握してるわけでもないし、ケアマネも相談員も言わずもがな。

とにかく家族の要望に応えきるにはもっと人員が必要。

だから民間会社と違って収入に上限のある施設の人員を増やすには、『家族や本人が直接国や行政に訴える』しかない。

新聞への当初やネットやメールやマスコミや、媒体はいっぱいあるから。

何かあってからでなくて何もないうちから。

月一、できれば月二は面会にきて様子を見てほしい。

普段こないのに何かあったときだけ張り切られてもね。

いい意味で委ねてほしいし。

入るときにしっかり吟味してほしいし。

切羽詰まってるのはわかるけど。

施設側にいい意味で緊張感もってもらうにはそういう努力も必要だと思うんだ。

もちろんへんなプレッシャーはカンベン。

本人、家族、施設が協力できないと『よいケア』はできないから。

双方に努力が必要。

新しい関係作りだから。

もちろん職員のレベルアップも急を要してる。

いい人材を育成していかないと。

そのためにはいい人材を集めないと。

施設の旗印をはっきりさせることが必要だなぁ。

何となくが多いから。

まずは『目の前の一人に過不足のないか最適なケアを提供する』。

そのことに徹しよう。


ほなね ( ̄ω ̄)

|

« 【野菜のお買い物】 | トップページ | 【五回目の夜勤】 »

介護の話」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/23694/54145418

この記事へのトラックバック一覧です: 【かいご学会in西宮2012】:

« 【野菜のお買い物】 | トップページ | 【五回目の夜勤】 »